「旅」について考える

旅をするたび、自分の感じ方やものの見方が変わっていきました。

会社員時代には、国内を車で巡る機会をいただき、様々な土地を訪れました。

退職してからもプライベートで一人旅をしたり、家族で旅行をしたりしています。

仕事とプライベートを含めると、海外には、

ハワイ2回・シカゴ・韓国・パリ3回・ロンドン2回・ニューヨーク2回・バンコク3回。

と、人より少し多く旅をしていると思います。


私は、旅を重ねるごとに、「ただ通過している」と感じるようになりました。

旅=通過。

観光名所や世界遺産、古くから残る建築物、博物館・・・

その土地ならではのものをいただき、ミシュランで星を獲得したお店に行ってみたり、

映画のワンシーンに出てきた憧れの土地を訪れてみたり、時にはおしゃれなカフェを巡ったり。


けれども、どんな時間を過ごしても本当にそこに住んでいる人のようにはなれません。

その土地の本当のことは、旅ではわからないのです。

日程上、行きたくても行けない場所もたくさんあります。

だから、何もわからないまま帰路につく。


私は、一層のこと旅に目的を持たないようになっていきました。

直感で行きたいところに行く。別にたくさん見なくてもいい。

住んでる人と一緒の気持ちを少しでも味わってみたり。

ここで生活したらどんな毎日を過ごすことができるのだろう?と想像しながら過ごしてみたり。


通り過ぎる者に意味などないのかもしれません。

旅に行けば行くほど、その土地への執着を持つようになっていきました。

もっと知りたい。もっとここで過ごしたい。

だから、私はいつでも別の場所で生活してみたいという好奇心があります。

チャンスがあれば一度は海外での生活も体験してみたいです。


旅=通過。

「じゃあ、なぜ旅に出るの?」と聞かれたら、私はこう答えます。

日常とは違う環境に身を置くことで、新しい発見がたくさんあるから。

旅をして、人や文化の違いに驚いたり、感動したり、共感したり、気付いたり。

自分の色とは違う色が混ざり合う。

自分の偏ったものの見方や、思い込みや、こだわりから解放されて、人生が彩られていく。

旅先で出会った好きなものとの出会いが、私をより幸せにしてくれる。


インターネットのおかげで、日本にいながら世界のあらゆる情報が掌握できます。

それでも私は、自分の目で見て、五感で感じることを大切にしたいんです。

日常のルーティンをこなすだけの毎日は、どんどん視野が狭くなり、頭が凝り固まっていってしまいます。

だから、日常から切り離された時間を持つことが、自分にとって必要なんじゃないかと思っています。


本当は、できれば、通過したくないんです。

旅が終わるたびに思います。

また行きたい。

一過性のものにしたくない。

どうにかして関わっていくことはできないか?と考えています。


erica



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