商品の良さよりも、まず商品に接するため「きっかけ」が必要なのではないか?と最近思っています。
商品を売ろうとするとき、多くの場合は商品の良さを語り、「買うべき理由」を並べることが多いです。
その商品に圧倒的な魅力があり、他と差別化できる場合は、手に取ってもらうことはできますが、
ほとんどは顧客から見て識別できるほどの違いはありません。
先日、私は薬局で目薬を購入したのですが、その種類の多さに迷ってしまいました。
「疲れ目に効く」「〇〇成分配合」など、いろいろなことが書かれていますが、
それを読んでも違いが分からない。
何が良いのか、何を選んだらよいのかわからない。そんな状態になりました。
(結局、目薬なのに1,500円もするものを選んでしまいました...)
薬も洗剤も、同じようなものが並んでいる中で、
その中から1つを選ぶというとき、みなさんは何を基準に選んでいますか?
一つは「ブランド」があると思います。
聞いたことのない会社の商品よりも、大手が出している商品というのは
広告などで目にする機会も多く、安心感がありますよね。
しかし、ブランドを識別できたところで、それを選ぶ優位性が顧客の中になければ、
より価格が安くコストパフォーマンスがよい方に流れてしまうと思うのです。
目薬の場合、特に成分にこだわるわけではない人にとっては、
安いものを選ぶというのが一般的だと思います。
普段の私はまさにそうなので、今回逆を狙ってあえて一番高い目薬を買ってみました。(笑)
そもそも目薬を必要としている人は、
目の乾き、疲れ、痒み、痛み(ものもらい)という症状がある人だと思います。
そういった症状がある人が、「この成分が入っているものを…」
という理由で選ぶ人がどれだけいるでしょうか。
売り手側は、この成分が最高だ!自社の目薬が一番だ!と思っていますから、
つい「買うべき理由」ばかりを考え押し出してしまいがちです。
飲食でもアパレルでも、お店の人が自分のお店の商品をおすすめするのは当然。
だって買ってほしいから。
でも、当事者が語るより、第三者の言葉の方が説得力があり、信憑性もあるということから、
私たちは、売り手の言葉よりも実際に使った人の言葉を信じる傾向が強くなりました。
食べログは、まさに第三者が評価するシステムで有名になりましたよね。
コスメを評価する@cosmeや、Amazonにもレビューという機能があります。
薬局で販売されている商品には、
「@cosme 2017年〇〇部門第1位!」というシールが貼られた商品をよく見かけ、
迷ったらそれを買ってみるという人も多いのではないでしょうか。
世の中の多くの人が評価した商品だから、きっと良いものに違いないと思うから。
より良いものを選ぶため、失敗しないために、
私たちは、みんなの評価、あるいは自分が憧れている
ブロガーやインスタグラマーがおすすめする商品を買う。
この人がいいというものはいいんだろうという信頼もあると思いますが、
根本には、「自分で選べない」という理由があるからだと思っています。
Larimarでいうなら、アクセサリーそのもののデザインやクオリティーは、
語らずともベストを尽くすべきだと思っています。
でも、モノの良さは、自ら語るよりも、それを使った顧客によって語られることが理想だと思っています。
オンラインショップにレビュー機能を加えたのはそんなことが理由です。
有難いことに、少しずつレビューが増えてきました。
こんな嬉しいレビューまで♡
いただいたレビューは時々見返して、私の原動力となっていますが、
他のお客様が見たときにも、とても参考になるかと思います。
私は当事者なので、アクセサリーの良さをお伝えします。
それが私の役割であり、大事な仕事でもあると思っています。
でも、まずはLarimarのアクセサリーを手に取っていただくためには、どうしたらいいか?
ということをいつも考えています。
ぶっちゃけて言うと、「とりあえず使ってみてください!」と言いたいです。(笑)
きっかけもなにもないけど・・・(^^;)
使っていただければ、アクセサリーの品質や良さを実感していただけると思っています。
これまでいただいたレビューを見るに、★5つが最高評価の中、最低の評価でも★4つ。
賛否両論ある中で、かなり高い評価ではないでしょうか。
高評価はもちろん嬉しいけれど、評価がどうとかいうよりも、
お客さまが大事な時間を使って、わざわざ書いてくださったその気持ちが嬉しくて感動しています。
わざわざメールでメッセージをくださったり、手紙を送ってくださった方もいました。
そうやって、手に取ってくださった方が評価してくださることがとても嬉しく、励みになっています。
(もちろん辛口コメントも大歓迎です!学びに変えていきたいと思います。)
とにもかくにも、言葉の力って、本当にすごいなぁって思います。
私も人の心を動かす言葉をつかえるようになりたいものです。
ではではー。
erica
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