ネットショップは写真と商品説明が鍵です。

お客様は実際に手に取って見ることができないので、写真を見て、商品説明を読んで、

自分が着けたり、着たり、使うことをイメージして購入します。

特にファッションのオンラインショップは、モデルさんの着こなし方を参考にしますよね。

でも、身長が168cmとかそれ以上のモデルさんを使っているショップが多いように思います。

それは、「商品を良く見せたい」からです。

155cmのモデルさんより、170cmのモデルさんの方が当然スタイルがよく、洋服自体も良く見えます。

実際に届いた商品を着てみたらイメージと違った・・・なんてことありませんか？

私自身、あれ？思ったより丈が長いな・・・なんてことがあります。

私たちは、モデルさんの着こなしよりも、一般人で同じくらいの身長のリアルなコーディネートの方が断然参考になる。

近頃の雑誌離れは、Instagramの影響もかなり大きいと感じます。

「商品を良く見せたい」

その気持ち、すごくよく分かります。

自分たちのお店の商品を買ってほしいから、良く見せようとするのは当然の流れです。

モデルという仕事があるのもそのためですし。

ファッション誌をイメージするとわかりやすいですよね。

モデルさんが来ている服は素敵に見えるし、欲しくなる。

それは、洋服をより良く見せるために演出して撮影しているから。

しかし、なぜわざわざ外国人のモデルを使うのか？と疑問に思うことがあります。

もしかすると、私たちに憧れを抱かせて購入させるという戦略があるのかもしれません。

それは、日本人が盲目的に抱いている「外国人への憧れ」を刺激する心理でしょうか。

外国人＝美人・かわいい・格好いい

日本人にはないスタイルや髪の色、目の色、確かに素敵だし憧れます。

先に述べたように、スレンダーでcuteなモデルさんにLarimarのアクセサリーを着けてもらったら、

間違いなくもっと魅力的に映るでしょう。

もしかしたら、もっと売れるようになるかもしれません。

でも、それはしません。

実物より良く見える写真を撮って、大げさな商品説明を書いて過大広告をしてPRするということはしたくないのです。

なぜならば、写真と実物のギャップが生まれてしまう可能性が高いから。

もっというと、必要以上に買ってほしくないと思っています。

あくまでも、リアルなライフスタイルを前提にしているので、

商品を良く見せることよりも買った人の幸せを考えたいんです。

たまたまLarimarに出会い、必要性があり、買い物していただけるのが最良だなと思っています。

私は、「これでいい」ではなく、「これがいい」と思って買い物をしてほしいと願っています。

UNIQLOやZARAなどのファストファッションが、世界のファッションの形を変えました。

一流ブランドの服を着たい人はほんの一握りになり、服への価値観も「これがいい」から、「これでいい」に変わりました。

スターバックスがコーヒーへの価値観を変えました。

自動販売機やコンビニでも買えるコーヒー、家でもインスタントで飲めるコーヒー、

それが、カフェで過ごす時間を人々は買うようになったのは間違いなくスタバの力です。

20年前は想像できなかったくらい、当たり前に皆がスマートフォンを所有し、インターネットと高性能のカメラを持ち歩く時代になりました。

改めて考えると、すごいですよね。本当に。

創業者はこんな未来が来ることを想像していたのかな・・・。

話を戻すと、私たちはいくらでも情報を手に入れることができ、選択肢を手に入れることができるようになりました。

だからこそ、個人がしっかりと情報を利用して、選択をしていかなければいけないと思います。

みなさんは、物を買うとき何を大事にしていますか？

安いからダメ、高いからダメなんてことはありません。

でも、「これでいい」と思って買ったものが後々どうなっていくか、考えれば想像できると思います。

最近は、少しずつではありますが、「これがいい」「ここにしかない」そういう価値観で買い物をしてくださるお客様が増えてきたように思います。それはとても嬉しいことです。

本音を言えば、最終的に「Larimarで買ってほしい」「Larimarのアクセサリーを着けてほしい」と思っています。

大々的に広告を打って、SNSではいいね！をもらえるような投稿を繰り返し、購入行動に直結させる・・・そんなこともできると思います。

だけど、いいね！を連発されるような投稿をしたいとは全く思ってないんですよね、これが。

めんどくさいでしょ。(笑)

もちろん買ってほしいですよ。だけど、そういうのだけじゃないの、伝わるといいなと思います。

だって、つまんないじゃないですか。買わせるための記事なんて。

読んでいてすぐ広告だとわかる記事など読む気が失せますよね。

だから、これが欲しい、この人がやってるお店で買い物をしたい、と心から思ってもらえるように、ファンを増やすことができたらいいなと思っています。

私は、これからもアクセサリーを良く見せる努力をします。

きれいな写真を撮ることもそうですし、商品説明ももっとラフな感じで書けたらいいなと思っています。(今はまだできていません)

様々な手段でアクセサリーの魅力をお伝えしていきます。

同時に、「リアル」であることも追及していきます。

商品をどう見せるか、売る、売らない、売れる、売れないの話は、これを読んでいるみなさんにはもしかしたら関係ないかもしれません。

だけど、こんなことを考えて日々仕事をしています・・・ということをお伝えしたいと思いました。

2017.07